Tuesday, January 3, 2012

いけばなと茶道

最近いけばなをはじめた。きっかけは父が人形浄瑠璃見に行こう!というので、まあそれもいいかなと思い家族で出かけた。その日たまたま茶道の裏千家がお茶を出してくれるというポスターを見て、小、中、高と習っていた茶道のことを思い出しお抹茶が飲みたくなり行ってみた。その時に、いけばなの展示もしていて、いけばなか~。そういえば、茶道の先生いけばなも教えていたっけなーと思いながらちらっとみてみると、そこは考えてもいなかったような素敵なお花たちの大集合だったのだ。ただただ、感動した。最近ミニ盆栽を買ったり、こけだまを育ててみたりして、植物に興味は出てきてはいたのだが、花はまた全然違う。アメリカに十年もいたせいか、日本の文化が懐かしかったのかもしれない。そんなお花たちを見ていると、ほんとうに心が癒された。

実際にいけばなの体験に参加してみた。お花に実際に触れ、どうやったら綺麗に見えるだろう、と考えながら生ける時間はいままで味わったことのない感じだった。新しいことってほんとに楽しい♪しかも先生の生け方は美しすぎる。私もずっと続けたらこんなふうに生けられる日が来るのかしら。へたなりに生けても、それはそれで自分の作品は愛おしい。何度見ても飽きない。

茶道も何十年かぶりにはじめることにした。なんとこのいけばな教室、お花を生けている生徒さんたちがいる前で茶道が行われているのだ。私は、もちろんのことまたお茶をしてみたくなってしまった。この間見ていたドラマ’江’に千利休の話がでてくる度に、茶道いいなあ、またしたいなあ、と思っていた。来週から茶道も始まる。楽しみだな~♪

そういえば、こんなことあったなあ~(NY生活編)

私がニューヨークのマンハッタンで働いていた時の話です。金曜日に仕事が終わり、さあ帰ろうと思っていたらあれ?いつも見ないような人がビルの入り口にいます。それはアラブ系のスカーフを頭に巻いている女性。めずらしいなー、と思いました。というのも、うちのビルはだいたいビジネススーツを着た人しか見ないから。私の会社はマンハッタンのタイムズスクエアのすぐそばにあり、ほぼそのビルは某ニュース会社が借りていて、私の会社はそのうちのいくつかの階をシェアしていました。某ニュース会社は昔、一度炭疽菌(近寄るだけで人が死ぬ恐ろしい薬品)を封筒に入れられ送られてきた会社です。その日私はバスに乗り帰りました。週末が過ぎ、月曜日に会社に来るとアメリカ人の同僚のKが大騒ぎ。どうしたの?と聞くと私某ニュース会社に友達いるんだけど、その子の話によると土曜日にアラブ系の女の人がリュックに爆弾入れてうちのビルに入ろうとしたら、セキュリティに止められ捕まったらしいのです。しかも、その人はどうも、私たちが月曜日に会社に来る際にビルの爆破計画を立てていたらしいです。私たちは運よくその人が捕まったので無事だったけど、セキュリティの人が捕まえてくれてなかったら、ビルは爆破されて皆死ぬところでした。このことは、爆弾が爆破しなかったため大きな事件にならなかったらしいです。っていうか私が見たアラブの女のひとってもしかして私が目撃した時偵察にきてたんでは?!と今になって思うのです。こんなことがあったり、911があったとき飛行機に突っ込んでいったテロリストは私が住んでいた場所から車で15分の距離に住んでいたり、爆弾が大量に入ったトラックが近所で見つかったりと、今考えてみればまあよくあんな恐ろしいところで住んでいたなぁ~としみじみ思います。それに比べ今住んでいるところはとても安全で平和。やっぱり帰ってきてよかったな~、と思います。だってもう、今日は生きて帰れるか否かの心配はしなくていいですもんね。